トキワ荘の植物-トキワ荘MMコレクション展vol.2-
よこたとくお「ガンコちゃん」(原画) 1971年
展示全景
会期:8.2(土)~11.24(月・祝)
|| 会場
豊島区立トキワ荘マンガミュージアム2階15号室 (東京都豊島区南長崎3丁目9-22)
||開催概要
特別企画展 手塚治虫「ガラスの地球を救え」にあわせ、今回はコレクションの中からトキワ荘のマンガ家たちが描いた植物の描写をご覧いただきます。
『COM』誌上に連載された「トキワ荘物語」(1969-1970)では、かつての住人たちが当時を振り返っています。ここでは手塚治虫、藤子不二雄Ⓐ、赤塚不二夫、つのだじろうの描いたトキワ荘をご覧いただきます。コマに対して建物の範囲、角度、季節、時間と、各様の描写がみられます。玄関横の棕櫚(しゅろ)の木や、塀からのぞく樹木に注目してみてください。
また、よこたとくおの「ガンコちゃん」と永田竹丸が『漫画少年』に描いたカットを原画でご覧いただきます。桜の花は大きな塊として描かれることが多いですが、花びらの形や樹の描き方はそれぞれ違います。石ノ森章太郎の桜は黒い背景に描かれ、ひときわ目を引きます。野球マンガで知られる寺田ヒロオの桜はめずらしいものでしょう。
咲き乱れるバラ(水野英子)もあれば、一輪だけ描かれたバラ(赤塚不二夫)もあります。
トキワ荘のマンガ家の作品をこのミュージアムで見たい―来館者の方々から多く寄せられる意見です。5周年を迎えた今、わずかなシーンの紹介ではありますが、みなここに住んだことのある作家たちの作品なので、この部屋に暮らしたあのマンガ家が描いたのか、との思いをひろげていただくと、臨場感が増すのではないでしょうか。
永田の原画《花のクイズ》になぞらえて、クイズも実施予定です。お楽しみに!
なお、これらの作品はトキワ荘通り沿いのマンガステーションでお読みいただくことができます(一部)。あわせてお立ち寄りください。
当館所蔵のコレクションの紹介も2回目を数えました。今後とも、どうぞご覧くださいませ。
トキワ荘マンガステーション
<トキワ荘MMコレクション展バックナンバー>
vol.1 森安なおやとよこたとくおの貸本マンガ展
|| インフォメーション
会期
令和 7年8月2日(土)~ 令和 7年11月24日(月・祝)
開館時間
10:00から18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日)
入館料
開催中の特別企画展 手塚治虫「ガラスの地球を救え」特別観覧料でトキワ荘マンガミュージアムを全てご覧いただけます。
特別企画展の詳細はこちら
➤特別企画展 手塚治虫「ガラスの地球を救え」
|| 関連事業
・会期中に本展示のギャラリートークを行います。詳細は後日お知らせ致します。
・上記とは別途で11/1(土)、7(金)各日18:30~19:30に1階マンガラウンジにてラウンジトークを開催します。こちらも詳細は後日お知らせ致します。
主催等
主催:豊島区立トキワ荘マンガミュージアム