「トキワ荘おとむすび」イベントレポート
公益財団法人としま未来文化財団設立40周年事業・トキワ荘マンガミュージアム5周年記念
地域交流事業「トキワ荘おとむすび」の模様をお伝えします。
■日時・会場
2025年9月13日(土) アトリエ村(デイサービス)
2025年9月17日(水) 風かおる里(特別養護老人ホーム)
2025年9月20日(土) 風かおる里(デイサービス)
※参加者の状態にあわせて、特別養護老人ホームでは30分程度、デイサービスでは50分程度のプログラムを行いました。
■「トキワ荘おとむすび」とは?
「音楽」と「トキワ荘マンガミュージアム」をかけあわせ、音楽を通じて「トキワ荘」や「トキワ荘マンガミュージアム」を感じていただくアウトリーチです。
トキワ荘マンガミュージアムと地域の皆様を「音楽によって結ぶ」という願いが込められています。
■講師
講師を務めたのは、本年7月の「トキワ荘おとあそび♪」でもお世話になったこのお2人。

プロフィール
★野口 由衣さん【右】
【略歴】東京藝術大学大学院応用音楽学(音楽療法)修士課程修了。有保育士資格。
★重田 絵美さん【左】
【略歴】東京藝術大学大学院応用音楽学(音楽療法)博士課程を経て音楽療法士。国立音楽大学・東京藝術大学非常勤講師。
■レポート
まずはアコーディオンとピアノによる導入の音楽鑑賞からスタート。ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」の主題歌『とんがり帽子』が流れると、みなさんの歌声が聞こえ始めます。
眠っているのかと思いきや、大きな声で歌い始める方もいらっしゃいました。

『とんがり帽子』の歌に合わせて、グーパー体操をします。2拍子が感じられるリズムに合わせて、「グー」で腕を引き、「パー」で大きく前に出します。
講師やトキワ荘マンガミュージアムの職員たちとタッチでご挨拶をしていきます。

秋のはじまりの季節ということで『虫の声』を演奏・歌唱します。
歌詞に出てくる虫の声を小物楽器で再現し、季節の音色を楽しみました。

楽器を用いた活動では『炭坑節』が登場。
盆踊りでもおなじみの曲を、太鼓や鈴、マラカスなどを使って楽しみます。
施設職員の方が盆踊りを披露すると、さらに盛り上がりました!

デイサービスではトーンチャイムによる『荒城の月』を演奏。
やわらかな音の余韻に耳を澄ませます。

ここで「トキワ荘」や「トキワ荘マンガミュージアム」のお話タイム。
「トキワ荘の近所に住んでいた」という方もいらっしゃいました。
トキワ荘に思いを馳せつつ『鉄腕アトムのテーマ』を歌います。

活動もいよいよ終盤。『高原列車は行く』『星影のワルツ』などの懐かしい曲の歌唱や、デイサービスではピアノ連弾の鑑賞も行いました。
最後は「七つの子」で温かさを感じつつ、結びとしました。

プログラム終了後は、講師とのお話タイムもありました。

どの施設でも、参加者の方々の歌声やぬくもりがとても印象的でした。
ご参加・ご協力くださった風かおる里のみなさま、アトリエ村のみなさま、ありがとうございました!
トキワ荘マンガミュージアムでは、これからも様々な方にお楽しみいただける事業を実施していきます。



