【イベントレポート】トキワ荘MMラウンジトーク
EVENT REPORTイベントレポート
「トキワ荘MM 第1回ラウンジトーク」の様子をお届けします。
■2025年11月7日(金) 18:30~20:20 @トキワ荘MM マンガラウンジ
■講師 川島丈尚(当館学芸員) 「トキワ噺」
小林未央子(当館学芸員) 「マン画、カイ画が満開(マンカイ)!」
■対象・定員 一般、20名
■参加者 11名
――――――――
■先日、第1回目となる「ラウンジトーク」を開催しました。展示室で話すことを「ギャラリートーク」と呼ぶことにならい、ミュージアム内の「マンガラウンジ」で行うことから「ラウンジトーク」と名付けたものです。
トキワ荘MM(マンガミュージアム)開館以来、初めて開催するラウンジトークです。
開催の挨拶をしています。
■川島は「トキワ噺」としてトキワ荘住民の出来事を、仕事、食事、娯楽・生活にわけて作品を使って解説しました。鈴木伸一先生のパートでは直接先生に伺った内容をお話ししました。また、ミュージアムで展示されている天井板についても実物をご覧いただきながら説明しました。

■小林は切磋琢磨といわれる集団が豊島区内に複数あったのはなぜか、について考えてみました。「マン画、カイ画が満開!」です。

画像右
旭太郎(小熊秀雄)原作・大城のぼる画『火星探険』見開き 1940年、漫画資料室MORI蔵
豊島区内で制作されたマン画=トキワ荘と、大正期の画家たちと池袋モンパルナスと呼ばれた作家たちを含めたカイ画をつなぐのは、『火星探険』であり、住居や活動の距離の近さであることをお伝えしました。
■トキワ荘MMで開催するため、閉館後に行ったラウンジトーク。立冬の夜は早く更けるなかで、お客様には喜んでいただけたようです。「とても楽しいエピソードが聞けて良かったです」「おもしろかった。視点が変るとこんなにおもしろいのか」「是非第二弾も企画して下さい」といったご感想をいただいています。
これからも開催していきたいと思いますので、みなさま引き続きトキワ荘MMをよろしくお願いいたします。



