「トキワ荘技術部~ロボットコンテスト編~」イベントレポート
公益財団法人としま未来文化財団設立40周年事業・トキワ荘マンガミュージアム5周年記念地域交流事業
「トキワ荘技術部~ロボットコンテスト編~」の様子をお届けします。
■日時・会場
2025年8月10日(日) 10:00~12:00 @トキワ荘通り昭和レトロ館 2階 多目的室2
■講師
豊島区立明豊中学校 技術部のみなさん
■対象・定員
小学校3年生~6年生 12組
■レポート
今年3月に開催し、好評を博した「トキワ荘技術部~ロボットコンテスト編~」。
今回もロボット×マンガの聖地を舞台に、ロボット製作体験+ロボット相撲トーナメント「トキワ荘杯」を行いました。
講師は前回から引き続き、「創造アイデアロボットコンテスト」全国大会に出場した豊島区立明豊中学校技術部のみなさんです。
ひとりひとり自己紹介を行います。
個人戦だった前回と異なり、今回はチーム戦。Aチーム・Bチーム・Cチームの4人1組に分かれて、製作したロボットを使ってチームで戦います。
講師の中学生が小学生にマンツーマンでつき、一緒に製作を進めます。ルールは「足の大きさは9㎝まで、腕の形式は自由」「引き分けの場合は体重が軽い方が勝ち」です。
ロボットが出来上がると、練習試合がスタート。試合を通じて、自分のロボットの課題が見つかります。
その課題を改善するためにロボットを改造・改良し、また練習試合...と、課題の発見と改良を繰り返していきます。
休憩の後、いよいよチーム戦がスタート。競技時間90秒の真剣勝負です。
小学生と中学生が一緒に作った様々な形のロボットが、白熱した試合を繰り広げていきます。
試合に負けたら、中学生と一緒に原因を考え、改良を続ける姿も見られます。
同じチームの小学生とその担当の中学生が一緒になって応援し、会場内は大いに盛り上がりました。
トーナメントの結果、Bチームが優勝です!
優勝したBチームには、お揃いの優勝賞品が贈呈されました。
さらに、参加してくださったみなさまに、トキワ荘マンガミュージアムの期間限定招待チケットをお渡ししました。
最後は技術部顧問の桐生先生からお話がありました。
「今日、みなさんがつくったロボットは、家に持ち帰っても何の役にも立ちません。
でも、ロボットを作り、練習試合をして課題を見つけ、それを克服するために改良し、そしてまた試してみる...。これを課題解決学習と言います。
課題解決学習で身に付いた課題解決能力は、皆さんの大きな力になります。
また是非、一緒にロボット製作をしましょう。」
今回はチーム戦ということで、自分の試合以外も応援に向かう子どもたちの姿、また、中学生がマンツーマンで指導に当たったことで、中学生と小学生の関係性が深まっていく姿が印象的でした。
ご参加くださったみなさま、そして明豊中学校技術部のみなさま、ありがとうございました。
トキワ荘マンガミュージアムでは、これからも様々な方にお楽しみいただける事業をお届けしていきます。