豊島区立トキワ荘
マンガミュージアム

11月3日(金)、トキワ荘通り 昭和レトロ館にて《「よつばと！原画展」関連イベントトークショー『よつばと！』の魅力 ～キャラクター・エピソード・描写を通して～ 》を実施いたしました。
たくさんのご応募、ご参加ありがとうございました。当日の様子をお知らせいたします。

はじめに司会よりトークショー開催の趣旨をお伝えしたあと、多様な読み方のできる『よつばと！』の魅力を、「キャラクター・エピソード・描写」の3つの項目に分けてマンガ研究者の先生方に分析していただきました。

●「綾瀬家三姉妹は、それぞれキャラ分けしているけど記号的に配置されない個性がある。」
●「(作中で)省略されている時間経過も、描かれている範囲から想像させてくれる。」
●「直線が定規で描かれていないところが多い」
●「緻密な背景であってもキャラが埋もれない」
など、お二方には様々な視点から読者が『よつばと!』に魅了される秘密を語っていただきました。

質疑応答の回答では、「50年から100年経過した後、日本マンガ史を記述するときに『よつばと！』は間違いなく語られるであろう」とのご意見もあり、『よつばと！』がマンガ史に大きな影響を及ぼしていることを実感いたしました。
ご登壇いただきました伊藤剛先生、三輪健太朗先生、ありがとうございました。